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ここ数年、音楽アプリへのCDの取り込みでしか活用してこなかったノートパソコンを、デスク(格好つけた呼び方だが、ただの机)にドン。と構えました。
果たしてPCとして最低限の機能を発揮してくれるのか…?
不安を抱きつつも、なんとか無事ブログの開設にこぎつけました。
わーーい!
…………
8月のことですが、
友人二人とスカイツリーに行きまして、
どんぐり共和国にふらりと立ち寄ったんですね。
店内に流れる、ユーミンをはじめとする様々なジブリBGMに少々の夢心地を味わいつつ、「わぁ、すご~い」「可愛い~」なんて感嘆の声をあげ、ほんの10分ほどですが、” ジブリ ”を満喫しました。
そろそろ退店するか。と歩き出した時、出入り口の自動ドアの目前にどっしりと佇む大きなトトロに目を奪われました。
どうやら記念撮影ができるスポットのようで、1歳半~2歳ぐらいと思われる女の子が、トトロに向かってパシャリパシャリと、上手にスマホを構えています。
トトロの横にはその女の子の母親と思われる女性が、若干ポージングをするように、少し屈んだりしながら優しい笑顔を浮かべていました。
誰かと一緒に来ているのかな?
と、私は辺りを見回しましたが、周りに人はおらず…。
きっと二人並んで記念撮影したいのではなかろうか。
そう思った私は、
「お撮りしましょうかー?」
と、お母さんに近づき声をかけました。
「え、良いんですか! ありがとうございます〜。」
お母さんは女の子の手からスマホを取り、私に手渡しました。
そして、お母さんが女の子を抱きかかえ、トトロへ向かおうとした瞬間、
「いやああ~〜」
女の子が声を上げました。
これは申し訳ない。。。と、直ぐに思いましたが、「ごめんねごめんね~嫌だったかあ~」などというこの位のお年頃の女の子に対する気の利いた対応が反射的にはできず、一応、ツーショット(嫌がる女の子をあやすお母さん)を1枚撮りました。
が、やはりそう簡単に女の子の気持ちが変わるはずもなく…いよいよ本格的に泣き出してしまいました。
結果、トトロの横に立つ前に撮影は諦め、私はお母さんにスマホをお返ししました。
「トトロが怖いんですかねぇ?(汗)」
「いやあ、眠くて機嫌が悪いんです〜。すみません(汗)」
「いやいや、すみません…!」
「どうもありがとうございます〜。」
私はお母さんと女の子から離れ、商品を眺めながら待っていてくれた友人達の元へと戻りました。
女の子の楽しいひとときを妨害してしまった自分…
お母さんにも苦労をかけてしまった…
友人との買い物タイムを再開しながら、頭の中ではただただ、反省の思考を巡らせました。
とは言っても、ここでテンションを下げていては、せっかく共に過ごしてくれている友人達にも申し訳ないので、反省もそこそこに、その後は買い物やティータイムを楽しみました。
……
翌々日。
職場にて、小さなお子さんをもつ母親である同僚に、
どんぐり共和国での失敗談を話しました。
「いやぁ、気を効かせたつもりが、お母さんにも女の子にも申し訳ないことをしちゃいました。
調子乗りましたわ。」
「子供って、どのスイッチで機嫌が変わるのか、親にも全く予想できないですからね〜。」
「あぁ、そうか。そうですよねぇ。」
「でも、子供と自分だけで出かけている時に、そうやって誰かに声をかけてもらえるのは、それだけでめちゃくちゃ嬉しいです。
だからきっと、そのお母さんは喜んでたと思いますよ〜!」
え…
そうなの…????
「私も実際、子供を連れていると通りすがりの色んな方に声をかけてもらいますけど、やっぱり嬉しいです。」
全くの予想外の言葉への衝撃と、同僚の暖かい励ましに、思わずうるっときてしまいました。
………
どんぐり共和国で出会ったあのお母さんが、実際のところどう感じたのか……それを知ることはできません。
ただひとつ、今後の自分について言えることは…
どんぐり共和国での一場面と似た状況に、もしまた遭遇することがあったならば、失敗を恐れてはじめから関わらないのではなく、しかし自分本位にならないことを第一に、声をかけるかかけまいか、しっかりと迷うことにします。
長々と最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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